ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■返るだけで充分でしょうか
一年、
一年、
年を積み行く事の、
其の重みに。

差異が、
在るのだろうか。


其れとも。


個々の感度に因る、
唯の相対的な差で在って。

元々は、
等価に過ぎないのだろうか。







年を捲る度に。

其の問いと、
向き逢って視るけれど。
















直ぐに。

想いは、
魚信に応ずる言の葉を、
希い。


其の度に。

本質が、
誤魔化され埋もれて了う。






















 「明けましておめでとう。」
 「また一つ年が進むよ。」


期待と、
諦めと、
混雑した想いに。














 「明けてた おめでとう。」
 「がんばれごめん。」


あの子は。

片言で、
必死に応えを寄越した。























如何すれば。

其処に向き逢う勇気と覚悟を、
持てるのかな。





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References
 May.24 2016, 「愚図な想いも力でしょうか」
 Jan.01 2016, 「年を越せたのでしょうか」
 Jul.16 2014, 「覚悟の意味を受け入れられますか」
 May.30 2014, 「もう一度忘れて終えば続くでしょうか」
 Sep.18 2012, 「見て居なかったのだと斬り付けるのですか」






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>> postscript

余命数ヶ月と告げられてから、
四年半近く。

希望と絶望と、
其の何方にも揺れ続ける日々に、
如何向き逢うのか。

何も出来ずに、
唯寄り添い続ける日々に、
意義は宿るのか。

真偽も正誤も分からないけれど、
目を逸らさずに。


今年も宜しくお付き合い下さい。

小坊主
01月01日(日)
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