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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■胸張れぬ理由など在るでしょうか
何事も。
二つの事柄を比して、
相対値として感知されるから。
如何しても。
其の優劣を、
秤に掛けて了うけれど。
其れ等は。
飽く迄、
或る特定の物差しを掲げた上で、
大小を示すだけで。
其処に、
良し悪しの概念も無ければ。
其処に、
物差し以上の重みも無い。
産み出した容に、
苛まれたとしても。
単に、
他の物差しに気付けぬだけで。
比べた其の値が、
大きかったとしても。
其の優劣など、
僅かな物差しでは量れぬのだ。
自身の容を他者へ委ね。
「喜怒哀楽きちんとしてて。」
「素直に伝えたいことはきちんと伝えられて。」
「表で生きて欲しい人だよね。」
其の裏で主を支え続ける、
もう一つの存在も。
現世へ、
辿り着く事叶わずに。
「素敵な人でさぁ。」
自らを守護に昇華させて、
漂う稚児も。
あの子には無い、
武器を。
持って居るけれど。
「残ってるのが私みたいな訳有り人間。」
「申し訳無いや。」
そう零す、
あの子の様な生き様は。
誰にも真似は出来ぬ、
唯一無二だと。
想うけれどな。
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References
Jun.30 2015, 「何処から生まれた謝罪でしょうか」
Jun.29 2015, 「想いの強さで負けたのでしょうか」
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10月14日(水)
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