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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■在り得ぬ未来が力に為りますか
自身を取り巻く其の、
要素は。
一つ、
一つ、
個別に動いて居る様に見えて。
少しずつ、
共鳴し合って居るから。
何か其の一つだけを、
取り除く事は。
案外、
難しいのだけれど。
其れでも。
自身に巣喰う苦痛の、
せめて、
其の一つだけ。
蓋が、
出来れば。
少しは。
其の先が灯る様に、
想えるのだ。
深く奥底の闇に。
其の身が、
囚われて居るが故に。
あの子は。
「病気鬱が治ったら。」
「明るい未来の夢が見られる?」
自身の陰を、
一つ。
吐き出して寄越す。
「双極性に上塗りなんだけれど。」
「やっぱり死ぬまで治らないよね。」
其の可能性が、
極めて低い事を知りながら。
「見られるかも知れないね。」
答えに為らぬ答えを、
返す事も。
安易に、
無責任に、
確度の低い答えを返さぬ事も。
きっと。
分かって居るんだろうな。
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10月13日(火)
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