ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■諦めた新年なのでしょうか
裂けて途絶えた路の、
暗闇を。

俯いて、
悔し紛れに睨み付けた、
其の刻から。


参度目の一歩が。

眼前に、
転がり込み。








然して進まぬ己の、
不甲斐なさと。

着実に浸食を已めぬ病魔の、
甲斐性に。


苛立っては。




歓迎すべき刹那を、
遮断して。

言い出した年の変わり目を、
自ら、
拒絶する。






























其の言の葉を、
額面通りに受け取る事など。

微塵も無いし。


予想に違わず。

額面とは真裏の振る舞いを、
あの子は、
採るのだけれど。







電源を、
入れた途端に届く。


幾度も、
幾度も、
引っ切り無しに着信した、
其の証の通知と。

終いに届く、
毎年変わらぬ年賀の文を。




一瞬、
無機質に瞥見する自身に、
気付き。


必死に。

否定した。






















 「出来たら。」
 「電話で話しながら年越ししようね。」

 「あのね小坊主。」
 「電話でも一緒に年越しは出来ないんだよ。」

















諦めたのだろうか。


其れとも。

決して彷徨っては為らぬ刹那に、
惑ったのだろうか。





何れにせよ。

想いを抉った傷は、
きっと、
大きいんだろうな。





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References
 Jan.01 2014, 「路筋の見付かる旅路でしょうか」
 Jan.11 2013, 「もう一度振り向ける新年でしょうか」






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>> postscript

新年の御挨拶大変遅くなりました。
本年も宜しく御願い致します。

今年も寿命と余命を考え続ける一年に成りました。

小坊主
01月01日(木)
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