ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■賭事の様な恋愛でしょうか
何らかの理由で。
互いの在処を行き交う事無く、
想いが続く事は。
然程、
奇異では無いのかも知れないけれど。
如何なる理由でも。
互いの在処を知らぬ儘に、
想いを続ける事は。
信を置けぬ其の闇を、
互いの間に、
肯定し続ける事と。
同義なのだ。
其れ故に。
自身の知らぬ相手の、
拒絶に怯え。
或いは、
半ば諦めながら。
自身を。
盲目的に、
駆り立てる他無いのかも知れない。
「数分で良いから。」
「電話ちょうだい。」
あの子の、
其の電信で。
確かに、
想いが通った事を知る。
「昔の住所で贈ってくれれば。」
「黒猫さんが連絡くれるから。」
「俺が住所を知らなくても。」
「最悪連絡だけは行くって事ね。」
「うん。」
「仕方ねぇな。」
「俺には其れを受け容れるしか無いのか。」
届くか否かすら分からない、
其の、
聖夜の想いは。
俺の知らぬ場所へ。
確かに、
届けられた。
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References
Mar.19 2013, 「殊更遠い距離でしょうか」
Nov.18 2012, 「探る必要も無い事でしょうか」
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12月24日(火)
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