ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■路筋の見付かる旅路でしょうか
毎年、
毎年、
繰り返し迎える新しき年に。
人は、
何を据えるのだろう。
新年。
再び迎える事の出来た、
新年か。
其れとも、
無駄に生き長らえた、
新年か。
終焉に向かう事だけを、
想い定めて了った、
其の路に。
少しは、
陽の差す余地が無いのだろうか。
「こうして年を越せると思っていなかったから。」
「最後かもって想いながら過ごしているよ。」
日付の変わった直後に。
例年と変わらぬ、
祝いの電信が届いた。
「去年は沢山想い出が出来たよ。」
あの子は、
そう言うけれど。
想い続けた一年は。
結果的に。
滞留した期間に過ぎない事を、
噛み締め。
腕を掻き毟る。
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References
Jan.11 2013, 「もう一度振り向ける新年でしょうか」
Dec.24 2012, 「彩も違う組み合わせでしょうか」
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01月01日(水)
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