ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■振り返る時が終焉でしょうか
明瞭には成らぬ期限に、
惑い、
怯えながら。

幾度と無く、
其の柵を裁ち切ろうと、
図り。




未だ訪れぬ、
其の、
破滅の刻は。


残した想いに縋り付く、
其の機会を。

悪戯に、
供給し続ける。











極めて質の悪い媚薬に、
侵されたかの様に。


何度も、
何度も、
想いが揺り戻され。

此処へ、
還って了うと言うのなら。



此れ迄とは異なる、
振る舞いで。

想いは、
絶ち切れるのだろうか。





















何時もの様に。


 「さよなら。」


あの子は、
一言残して改札を通り。





今迄に抗い、
一瞬、
振り向こうとして。


そして。

其れを止めた。

























そうね。

振り返れば、
裁つ決心は鈍って終うし。



振り返らなければ。

きっと、
想いを裁つ事は出来ないよね。





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References
 Apr.30 2013, 「和らげて居る心算でしょうか」
 Nov.18 2012, 「探る必要も無い事でしょうか」
 Sep.18 2012, 「見て居なかったのだと斬り付けるのですか」






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07月16日(火)
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