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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■隣には無い手なのでしょうか
満ちた想いの、
其の先は。
飽く迄、
満ち足りぬ想いで。
積み重ねた想いの、
其の次は。
嵩を増した想いを、
希うから。
何時かの、
想いを満たせぬ刻を。
常に、
待ち続けるのだろうか。
跳ねる鯨の水飛沫を、
遣り過ごし。
跳ねる入鹿の水飛沫を、
横目に観ながら。
幾度と無く重ねても。
其の唇は。
想いの不足と、
温感の欠如とを、
訴え続けた。
「むなしいね。」
「虚しい?」
「日本語って難しいね。」
「しかも漢字言っただけで意味通じるし。」
あの子が放つ一字を、
鋭敏に、
感じ獲り。
余計に、
其の一字の想いが、
増幅される。
僅か数時間前の、
逢瀬の疼きが。
未だ、
冷めても居ないのに。
総て、
無に帰して終う様に想う、
此の刻は。
何時か。
実に変えられるのかな。
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References
Sep.19 2011, 「何を求めて逢うべきでしょうか」
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12月11日(日)
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