ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■逆向けの春風でしょうか
互いの間は、
一定の流向に差配されて。

飽く迄、
役には偏りが在るのか。



其れとも。



触れた刻の、
其の瞬時値の大小が。

互いの役を、
定めるのだろうか。







其の何れでも無いのだと、
想い至りながら。



幾つかの機を顧み。


注がれ、
流れ込んで来る想いの、
其の在り処を。

探り当てられず、
時が過ぎた。





















 「じゃぁこっちの桜。」
 「と膝枕♪」


此の地では未だ逢えぬ、
桜の画と。

自身の膝に俺を寝かせた、
比喩の絵と。


続けて届いた二枚の想いに。



一瞬。

風穴を穿たれ、
風を通される。






















 「俺は平気だよ。」
 「俺の周りも何とか。」

 「私の昔の同僚は。」
 「死んじゃった。」

 「そっか。」
 「残念だな・・・。」




嘗て、
あの子が杜に居た頃から、
変わらずに。



役も、
瞬時値ですらも。

普段の風しか、
吹く要素は無い筈なのにね。





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References
 Jan.30 2011, 「噛み逢わぬ故の想いでしょうか」
 Jun.21 2010, 「真偽に未だ意味が在るでしょうか」






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04月10日(日)
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