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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■安全に暮らして居ますか
自身の孤独を生贄に得られる、
安心感と。
一家の緊張感と引き換えに得る、
日々の賑やかさと。
其の何方を取るのかと、
問われれば。
明確に、
前者を選ぶのだけれど。
彼方此方で、
非日常に暴露される事で。
幾度も、
幾度も、
緊張を強いられる事で。
少しずつ、
少しずつ、
自身を削られては。
気付かぬ内に。
其の基準が、
彷徨い始めて居るのかも知れない。
「しんどろくだよね!」
「きんきゅうじしんそくほうでた?」
恐らくは、
起き抜けに掛けて来た、
娘の。
電話越しに届く、
目一杯の不安の声に。
「沢山揺れたよ。」
「でも何とも無いから大丈夫。」
「ぱぱはだいじょうぶだって!」
続く揺れで波打つ身体を、
抑え付けながら。
極力落ち着いた声を、
其処に、
重ね合わせた。
本当は虚仮威しで。
余震と緊張感と地震酔いとで、
壊れた感覚を。
其の声と、
伝え聞く其の穏やかな日々に、
支えられてるのにね。
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References
Mar.11 2011, 「浮かんだ命が真実でしょうか」
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04月08日(金)
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