ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■任務が優先でしょうか
暗闇と、
寒気と、
留まる事の無い余震と、
届かぬ情報と。

光も、
熱源も、
皆失った儘で、
身を寄せ合うしか無い。


互いを、
想い遣りながら。






こうして、
既に身を寄せ逢える事すら、
幸運で。

何物にも代え難いのだと、
本能が断じて居た。























唯、
生きて居れば良い。

唯、
生き延びて居れば良い。



恐らくは。

困窮に在るであろう幾多の命の、
無事を祈りながら。








想いなんて物は。

削ぎ落せば、
総て落ちて了う物なのだと、
想い至る。



























傍らで、
時折目を覚ます二つの命を、
延ばす事は。

想いでは無くて、
きっと、
任務の様な感覚なんだね。





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References
 Mar.11 2011, 「浮かんだ命が真実でしょうか」






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03月12日(土)
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