ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■色気の無い味気でしょうか
想いは本来、
核の領域のみで構成され。

其処に、
何の条件も制約も、
無い筈なのに。



何故に。


一定の条件が整った上で、
初めて。

想いは、
成立するのだろう。







最低限、
生命維持の為の存在しか、
存在し得ない、
其処に。

著しく、
似つかわしく無い香りが、
漂い始める。






















中学校の体育館の、
暗闇の中。

避難所で、
徐に開いた箱。


配給された乾麺麭の、
其の傍らで。






 「こんな時にこんな所で悪いんだけれど。」
 「此れ。」


 「腹の足しにはなるよ。」
 「洋酒入り?」
 「じゃぁ小坊主は酔うから駄目だね。」


一月前の、
其の御礼の洋菓子が。

非常食へ、
姿を変えた。




















純粋な想いには。

如何して、
想い以外の物が必須なのかな。





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References
 Mar.12 2011, 「任務が優先でしょうか」
 Mar.11 2011, 「浮かんだ命が真実でしょうか」






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03月14日(月)
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