ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■凍える春こそ福豆でしょうか
生誕の喜びに、
春では無く冬を想い。

春を招く福豆に、
凍え震える。





一粒の福豆が招かれた、
其の日も。

名に宿した想いとは、
裏腹な日和で。


其れが余計に、
想いを刻み付ける因として、
在るのかも知れない。
















毎年毎年凍える日。

毎年毎年慌ただしい日。







豆を撒き、
職場へ戻り。

肩口の雪を払いながら、
再び還った俺へ。




 「ビール呑まないで待ってたんだ。」
 「乾杯したいでしょ。」


姫は、
そう口にした。












そんな日が、
少しでも長続きする様にと、
希う。


 「本当に寒いよね。」

 「本当に。」
 「明日から春なのにね。」


姫と二人、
文句を言いながら。





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References
 Feb.03 2006, 「ほのかに春が薫りますか」






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02月03日(水)
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