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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■調べに心を寄せられましたか
例え、
何れ程癒えて居ようとも。
過去は、
過去として在り続けるから。
其処で、
奏でられる調べに。
亡き友の望んだ想いを、
重ねぬ筈は無いのだけれど。
語る事無く。
気にする素振りも無く。
唯じっと耳を傾けた、
其の刹那は。
或いは。
其の友の希った場所へ。
姫が、
初めて身を置いた刻だったのかも知れない。
杜に響く独特の拍。
そして。
其の音に拘り続けながら、
行く末を目にする事無く道半ばで逝った、
友。
「楽しかったね。」
姫は初めて、
純粋に音に酔った。
一言も、
其の友を話題に出す事無く。
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References
「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」
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09月13日(日)
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