ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■調べに心を寄せられましたか
例え、
何れ程癒えて居ようとも。

過去は、
過去として在り続けるから。


其処で、
奏でられる調べに。

亡き友の望んだ想いを、
重ねぬ筈は無いのだけれど。










語る事無く。

気にする素振りも無く。

唯じっと耳を傾けた、
其の刹那は。



或いは。


其の友の希った場所へ。

姫が、
初めて身を置いた刻だったのかも知れない。




















杜に響く独特の拍。



そして。

其の音に拘り続けながら、
行く末を目にする事無く道半ばで逝った、
友。





















 「楽しかったね。」


姫は初めて、
純粋に音に酔った。




一言も、
其の友を話題に出す事無く。





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References
 「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」






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09月13日(日)
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