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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■三年目の限界でしょうか
確かに。
眼前に在った優先事項へ、
互いの意識を注いで居ただけで。
互いの記憶が埋もれた訳では、
無いからこそ。
其の片言に応じ、
全てを理解する事が出来たのかも知れない。
けれども。
一方で。
習慣化が誘導した意識低下は、
其の日を、
日々の喧噪へ埋めて。
想いを、
奪い始めて居る。
「はい。」
「これ。」
一週遅れで、
食卓へ乗せた葡萄酒へ。
「何?」
「どうしたの?」
「三年だから。」
「ああ!」
姫は、
待ちかねて居たかの様に。
案外、
素早く反応した。
そっか。
忘れて居たのは俺だけか。
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References
Dec.07 2007, 「想いに理由は不要でしょうか」
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12月13日(土)
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