ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■見えない色は誰のせいですか
音を艶やかに受容し、
甘味に温度を感知する。
時に感覚は、
自身の範疇を飛び越える事が、
在るのだけれど。
豊かな繋がりが、
徐々に、
徐々に、
精査され。
遮断された後で。
其の感覚を残存させる手段は、
無いのだろうか。
嘗ての文字に宿った、
艶やかな色彩や、
明暗を。
必死に想い返して。
眼前の文字の内に、
其の、
息吹を伺う。
送り手の想いが必須なのか。
其れとも、
受け手の内から付加されるのか。
在る筈も無い色を、
必死に探し。
「そういう阿呆なメールを送るなよ。」
友人に窘めらた声で、
初めて、
我に返った。
返らぬと想いながらも。
「誕生日おめでとう。」
坂の街へ放った、
其の色に。
「ありがとう。」
殆ど濃淡すら無い、
無機質な文字が木霊する。
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References
Dec.16 2007, 「祝いの想いは遠いでしょうか」
Aug.18 2008, 「統べる腕を獲られるでしょうか」
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12月16日(火)
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