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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■昇華せぬのも意地でしょうか
実の距離は。

時に、
心の距離を短絡し、
飛躍的に縮めて了う一方で。


実の密度は。

抵抗値を高く保ち、
強く、
想いの流入を妨げる。



果たして。


距離と密度の、
何れが、
優先されるのだろうか。









僅か通り一つ隔てた距離を、
短絡出来ずに。

歯噛みする。























今、
独りで居たのなら。


きっと。

其の頑なな頑張りは、
折れて終うのだけれど。





寧ろ、
折って終わなければ。


きっと。

真の頑張りなんて、
出て来やしないのに。

























横断歩道の向こうから。


 「今日はやっぱり逢えません。」


一言、
携帯へ文字を飛ばし。





其の姿は。

三次会へ向かう人集りに、
消えて行った。






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11月16日(日)
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