ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■酔う程呑ませたでしょうか
曇硝子の向こうが、
透ける迄。
薄く、
薄く、
其の硝子を研磨して置きながら。
其の先を、
決して覗かれぬ様にと。
必死で、
其の前を遮り続ける。
其れは。
混ざり気の無い想いが、
其処に投影されたからこその、
矛盾だろうか。
嘗ても。
そして、
今も。
もう一押し、
強引に踏み込めば。
此処には、
異なる想いの渦が在るに違いないと。
朧気に
想い浮かべながら。
塞いでは透かし。
汚しては磨き。
築いては壊す。
花見の彼女の、
其の姿を。
からかい半分に眺め続ける。
「息子は元気なの?」
「息子は今日から合宿でいないの。」
「だから泊まりに来ちゃ駄目よ。」
「だったら言わなきゃ良いだろ。」
「元気よだけで。」
「私って安い女。」
「人聞きの悪い・・・。」
「未だ何も許して無いじゃん・・・。」
「駄目だからね。」
「分かってるから。」
「もう少し大人に成れよ・・・。」
そうね。
全部明け透けなのに、
頑な。
餓鬼みたいな、
其れが魅力だったよね。
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References
Jun.22 2008, 「実は嬉しかったですか」
Sep.20 2004, 「中身も備えた誘いでしょうか」
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08月03日(日)
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