ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■求心力の一つでしょうか
挨拶の一種で、
其処に、
何の意図も無いのかも知れない。


或いは。


互いの距離を、
縛り付けて置く引力を。

其処に、
委ねて在るのかも知れない。







けれども。





何度か在った筈の、
其の機会に、
決して、
何の変化も呼ばぬ儘。

既に、
幾層も輪を重ねた上で。




実体の伴わぬ、
其の言葉に。

如何に、
応じよと言うのだろうか。












ふと。

笑みが漏れた。























 「御誕生日御目出度う。」

 「小坊主が覚えててくれただけで幸せですな(笑)」
 「でももうおばちゃんだぁ。」


輪を刻む合図に。

例年の、
言葉が返り。




 「この前の地震大丈夫だった?」

 「うん。」
 「此の辺りは何とも無い。」

 「何もなくて安心安心。」
 「何かあったら襲えないし。」


そして。

例年通りの言の葉も、
翻るのだ。


















 「おじいちゃんおばあちゃんになる前に又会えるといいね〜」


あの子の言葉は。


何時まで経っても、
全部、
本気に聞こえないなぁ。





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References
 Jun.21 2007, 「縒り逢う様に在るのでしょうか」






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06月21日(土)
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