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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■増しな嘘も在るのでしょうか
所詮は、
伏線で、
予防線に過ぎないけれど。
其の伏線が、
自身では無く相手の退路の為に、
在るのなら。
少しは、
想いの価値を有するのだろうか。
矢張り幻想だろうか。
其の場しのぎの、
付け焼き刃だとしても。
互いを想いながら、
今を、
繕うのならば。
未だ、
増しなのかも知れない。
嘘。
此の嘘は。
何時か、
互いの歩む向きが違えた時に、
唯、
俺を恨んで前を向かせる為。
嘘。
けれども。
其れは、
相手の退路を、
整備した振りをして。
内実は。
自身の眼前から、
相手を一瞬で消えさせる為の、
自己防衛手段に過ぎないのだろうな。
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04月01日(火)
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