ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■変異も想いの一種でしょうか
自身を維持し、
其処に、
在り続ける為に。

其の場の変遷に応じて、
自身を、
変異させる。



生に連なる戦略として。

其れが、
時に選択される手段だとするならば。







想いも。

同様だろうか。















 「今年も見られたね!」


姫の、
嘗ての、
其の言葉は無く。

俺は、
稀に、
其の淡桃色に視線を遣る程度だけれど。




変異しながらも、
其処に、
想いの核が在るのなら。

其れで、
充分なのかもしれない。

























腰掛けた儘、
缶麦酒を傾け華を観る、
何時もの姫と。

覚束ぬ歩に引き摺られながら、
芝生の上で燥ぎ回る、
新顔の娘と。

そして、
赤ら顔に構わず必死に追い回る、
遷移する自身と。


三様を眺めながら、
ふと想う。













何を想いながら。

姫は、
独り華を見上げて居るのかな。





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References
 Apr.18 2006, 「遅れても届く想いでしょうか」
 Apr.23 2005, 「創った形に依存出来るのでしょうか」






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04月12日(土)
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