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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■未だ失せては居ないのでしょうか
自身を占有する、
日々の、
其の割合は。
徐々に、
徐々に、
増大する物だから。
眼前の日々を。
丁寧に、
丁寧に、
繰り返す事は。
此れ迄の、
日々以外の要素を、
奪う事と。
同義なのだろうか。
其れ故に。
此れ迄は。
然程、
重要視されずに在る、
要素が。
殊更。
自身の核の位置へと
遷移し行くのかも知れない。
何時から。
其れが、
其処迄重要な要素に、
変わって居たのか。
ふと。
其の刻へ、
想いを至らしめる。
「いつ見つけたの?」
「どこにあったの?」
目敏く。
姫は、
其の変化に気付くと。
「やっぱり抜けちゃうなぁ。」
「右手になら入るんだけれど。」
何処からか。
仕舞って置いた輪を、
持ち出して。
左の指へ。
右の指へ。
交互に、
抜き差しを繰り返した。
無くしたと想って居た、
其の想いは。
未だ、
此処に在るのかな。
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References
Oct.09 2007, 「拘ったのは何方でしたか」
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01月18日(金)
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