ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■芝生の青が魅せるのですか
表層に浮き出て、
外界から、
認識出来る領域など。

僅かだから。


自身の想いを以て、
其の表出せぬ大部分を補い。

必死に、
全容を探り盗るのだけれど。




其れでも。

把握可能な範囲など、
多寡が知れて居る。









其れ故に。



飽く迄、
絶対的な基準を創り上げて。

極僅かな相対値に、
惑う事無く、
在ろうとするのでは無いのか。
















 「奥さんが居て。」
 「お子さんが居て。」
 「心を寄せあえる人が居て。」
 「良いなぁ。」


雪深き街の人は、
そう、
言ったけれど。












 「良いなぁ。」

 「良いのか?」
 「本当に良いのか?」

 「うーん・・・。」


応じた俺の言葉に、
其の、
善悪が揺れ動いた。

其れが、
答えに他ならない。














白も、
黒も。

表も、
裏も。

善も、
悪も。


其処には、
双方が在るのにね。











魅せないだけで。






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01月16日(水)
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