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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■嫌いより無い方が増しでしょうか
自身の、
劣る箇所をひた隠し。
自身の、
秀でた武器を以て、
相手へ、
想いを贈り込むのだけれど。
自身の得手不得手や、
或いは好悪は。
時として、
自身とは異なる情動を、
他者へもたらす。
其れ故に。
内に隠る声。
低く聴き獲り辛い声。
嫌いな声。
落ち着く声。
癒される声。
素敵な声。
矛盾を抱えた、
此の声も。
たまには、
役立つ機会を得られるのかも知れないけれど。
一方で。
声を切り離し、
感覚の一端を奪った時に。
果たして、
何処迄、
想いは伝播可能なのだろうか。
「夜中何か言ってた?」
「喉が震えて居たから。」
「寝言かなぁ。」
嘗ての。
何気無い、
坂の街の人との遣り取りを、
想い返し。
ふと。
奥深き課題が内包されて在る事に、
気付かされる。
本音に近い、
芯に近い、
無意識の声ほど。
宿す意思を伝えるのに、
苦労するのだ。
本来は、
音に在る表情を。
体調を。
想いを。
今日は、
如何にして伝えよう。
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References
Sep.30 2007, 「嫉妬が在るのは何れでしょうか」
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11月17日(土)
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