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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■枷だと想って居ないでしょうか
彩度。
明度。
そして色相。
一面の白に、
如何なる彩りを望んで居るのか。
未だ、
調べようも無いのだけれど。
暖色か。
寒色か。
淡色か。
濃色か。
大胆か。
繊細か。
学や、
芸の、
其の方向性を定める刻は。
既に、
眼前に在るのだ。
其れ故に。
極力、
足枷には成らぬ様にと、
希いながら。
何を魅せ、
何を加えるのか、
想いを馳せる。
「息子とは違うと想うの。」
「習い事とかそろそろ考えないと。」
「うん・・・。」
「ちょっと。」
「小坊主ちゃんと聞いてる?」
娘と息子の差異を、
鑑みて。
姫は、
其の準備を口にした。
聞いてるよ。
無論、
娘もだけれど。
姫に対して、
枷とは成らぬ日々も。
今。
必要だと想うんだ。
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11月10日(土)
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