ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■手の届かぬ刻でしょうか
手元に欲するのは、
日常なのだ。

互いの、
手の届かぬ領域に在る、
其の刻なのだ。



其れ故に。



身に纏い身に付ける、
何らかの形を、
贈り逢い。


肌身離さぬ、
携帯や、
鍵束へ。

其の形を、
添えるのでは無いのだろうか。








其れとも。




互いを貪る、
其の特別な一瞬の、
近似値として。

非日常的な其の刻を、
欲したのか。


想い返す術として。



















 「自転車に乗っている小坊主の画像。」
 「欲しいな。」



坂の街の人は。

普段とは懸け離れた其の画を、
欲した。













普段を。

其の日其の日の、
お互いを。


欲して居る筈なのにね。





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References
 Jul.15 2007, 「不要な証なのでしょうか」






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07月31日(火)
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