ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■裏も嗅ぎ盗る唇でしょうか
其の意図や、
其の意味を、
理解せぬ儘でも。
模倣は。
時に、
同等の効果や技能の向上を、
もたらすから。
観て、
真似て、
喰らう事で。
其れを、
自身の糧とするのだけれど。
他者の行動を、
逐一、
なぞり行く事は。
同時に。
真似た対象すら気付かぬ、
其の裏をも。
一瞬に、
映し盗って終うのかも知れない。
決して。
其の手を、
誤魔化しの手段として用いた事は、
無い筈なのに。
「あー嫌だ!」
「小坊主とおんなじ!」
姫は。
娘から、
俺の裏を嗅ぎ盗って居るのだろうか。
今日も。
娘は、
口を尖らせて。
「ちゅ〜♪」
覚えたての言葉で。
必死に、
姫の御機嫌を伺う。
自身の悪戯を誤魔化す為に。
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References
Jul.06 2005, 「口先だけで操る心算ですか」
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07月26日(木)
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