ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■不要な証なのでしょうか
想いに。
形など、
不要だけれど。
想いを刻んだ、
其の、
証として。
形は、
成立し得るのだ。
其れ故に。
両の掌の隙間から零れ落ちる、
砂の様な想いに。
霞の向こうで消え入りそうな、
一寸先の想いに。
確固たる形を欲して終う。
けれども。
其の形は。
時に、
想いを阻む矛盾として、
自身の奥底へと杭を打ち込んで来るのだ。
鋭い尖端を、
研ぎ澄ましながら。
「私。」
「なぜ結婚しているんだろう。」
初めて。
坂の街の人は、
一瞬、
其の形に囚われ掛けた。
何も知らぬ俺には、
何も応える術が無いと。
知って居るのにね。
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References
Jul.11 2007, 「想いの味は如何でしょうか」
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07月15日(日)
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