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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■想えば現実に届くでしょうか
自身に在る知識と、
自身に具わる想像力とを、
駆使して。
自身には視る事の出来ぬ、
互いの環境を。
必死に、
脳裏に映し出すのだけれど。
幾度と無く、
此の耳に入れたとしても。
僅か一度、
此の眼に焼き付ける事の方が、
優位だから。
時に。
届かぬ想いに、
歯噛みを繰り返すのだ。
必死に浮かべた、
其の像は。
所詮、
自身の創造し得る範囲からは、
飛び出せない。
そして。
自身の贈る想いの、
其の範囲も。
自身の創造し得る範囲以上には、
所詮、
届かぬのかも知れない。
「全く別の世界だもの。」
「分からなくてあたりまえ。」
「大事なのは分かりたいと想うことなの。」
放った想いは。
現実に在る世界観へは、
到底響き難い想いで在る事に。
坂の街から返る想いで。
初めて、
気付かされる。
「小坊主は。」
「聞こえないひとを私以外に知ってる?」
其れだけじゃ無い。
俺も、
坂の街の人も。
抑も、
お互いの何も、
知っては居ないよね。
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References
Jun.27 2007, 「初めてばかりで惑いませんか」
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07月09日(月)
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