ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■初めてばかりで惑いませんか
自身に眠る、
其の姿を。

他者の介在に因って、
初めて、
目の当たりに知覚した時。




果たして、
悦ぶのだろうか。

其れとも、
戸惑うのだろうか。

或いは、
躊躇うのだろうか。










唐突に、
眼前で溢れ出した、
自身の想いは。

俄には、
受け容れ難かったに違いない。




未だに。

其の想いを、
持て余して了うのだから。


お互いに。


















 「多分。」
 「小坊主しか知らない。」
 「私だって知らなかったし。」


他者の触れた指に応じて、
溢れ出す自身も。


 「愛してるって言ったのは。」
 「小坊主がはじめてなのよ。」


他者の想いに応じた、
其の言葉も。




坂の街の人は。

初めてだと、
そう、
口にして。














俺は、
余計に戸惑い。

殊更、
其の過去に想いを寄せて終う。





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References
 Jul.27 2003, 「進まぬ想いも想いでしょうか」






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06月27日(水)
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