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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■向き逢う気には成らないのでしょうか
真剣を交える、
其の場に。
確かに、
相応しく無いかも知れないけれど。
其の場に、
緩衝材が存在する事が。
互いの拠り所にも、
成り得るから。
切っ先を鈍らせる、
笑気は。
全否定される物では無いのだ。
けれども。
飽く迄。
其れは、
真剣が交わる事が前提で。
端から交える気の無い、
其の場に。
笑気など、
招かぬ方が良い。
正負両極の、
数々の想いを解き放ち。
正面切って、
俺に、
受け止めさせて置きながら。
自身は、
斜に構えて。
此れからも、
想いの圧を逃がして終おうと、
するのだろう。
一向に、
正面へ向き逢わぬ気の姫に、
痺れを切らし。
「あのさ。」
「結構真剣に聞いてるんだけれど。」
怒気を込めて放った、
言葉を。
「左へ受けながす〜ぅ♪」
姫は。
明後日の方向に、
熨斗付きで、
放り投げて終うのか。
此れ迄も。
此れからも。
想いは、
届かなくて当たり前なんだろうな。
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06月16日(土)
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