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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■つつくのでしょうか
嗜好は、
個々人に独立して添えられる物で。

自身に与えられた環境に準じて、
創られるのだけれど。



嗜好の、
其の素因は。


飽く迄。

二つの、
自身を構成する嗜好に、
依存するのだ。







其れ故に。





未だ、
自身に与えられる年月の、
乏しい存在に。

宿る嗜好は。



鏡像の如く。

其の源流を、
映すに違いない。
















 「同級生だったから。」
 「良く棒でつついたんだよね・・・。」

 「蒲鉾屋の社長?」

 「お淑やかにしてれば。」
 「今ごろ玉の輿だったのに・・・。」





嘗て。

俺に漏らした、
姫の、
幼少時代の姿を。



ふと。

娘に、
重ねて了う。















祖母から贈られた、
飯事遊びの品の中から。

迷わずに、
包丁を取り出し。



娘は。

其の切っ先を、
俺に向けた。






満面の笑みと共に。






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05月27日(日)
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