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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■基礎に勝る想いでしょうか
順を追い、
隙間を埋め。
一つ、
一つ、
積み重ねる事でこそ。
堅固な石垣が、
築かれるのだけれど。
基礎を固めぬ儘、
形ばかりの塀を築いた後に。
果たして。
強固な石垣を、
積み上げられるのだろうか。
順を追わずに、
歩む事で。
順序だった想い以上に、
亀裂は、
生じるのだけれど。
丁寧に、
丁寧に、
想いで補修して。
後付けの役を、
整えれば。
順序に勝る、
堅牢な石垣を、
此の手に出来るのかも知れない。
狂わざるを得なかった、
其の順序を。
互い違いに成りながら、
一揃い、
整えた事に。
安堵する。
「初めまして。」
「ご挨拶が遅くなりまして・・・。」
「遠いところをよくおいでに。」
「こちらこそ大変失礼をいたしまして・・・。」
ようやっと。
母と義母が、
面と向かって言葉を交わした。
拍子抜けする程、
あっさりと。
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05月26日(土)
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