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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■想う儘に届くでしょうか
想いを贈り、
想いを受容する。
矢の起点と終点に、
想いが在って、
初めて。
想いは成立する筈なのに。
時に想いは。
決して、
贈り手の想い如何に因らず。
其の、
受け手の振る舞いのみで、
定められて終う。
其れ故に。
何れ程、
想いを宿して放とうと。
受け手に、
捕らわれる事無く、
朽ち果て。
想いなど、
殆ど込めぬ振る舞いを、
受容し。
感謝の想いが、
此の手に、
孵り戻るのだ。
娘の、
満面の笑みに。
ふと、
眉を曇らせた。
「こんばんは。」
「あー。」
「うー。」
画面から届く挨拶が、
自身に向けられた想いなのだと。
嬉々として、
必死に返事する、
娘は。
贈り続けても、
届かぬ想いが在る事を。
何時、
理解し始めるんだろうな。
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03月18日(日)
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