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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■総て欲しいと言い放てますか
真偽で問えば。
迸る、
其の想い一つ一つに。
決して、
嘘は無いのだけれど。
善悪で問えば。
撒き散らす、
其の、
想い一つ一つは。
矛盾に満ち、
規範を、
逸脱して居るのだ。
其れ故に。
其の、
逸脱と矛盾を。
飲めるか、
飲めぬか、
相手に委ね。
「選択権は俺に無い。」
互いの状態を、
差配出来る権利は、
相手に在ると。
恰も、
自身が責めを負うかの様に、
口にするけれど。
其れは。
唯。
自身の振る舞いに責めを負えぬ、
逃げ口上に過ぎないのだ。
「どうしたい?」
「俺が決められるのか?」
「いや。」
「俺が決めないのは逃げてるだけか。」
「そうだよ。」
受話器の先は。
ひたすら、
想いをひた隠して。
俺の想いの天秤を、
揺らしに懸かる。
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12月17日(日)
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