ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■離れて居ても見える物でしょうか
何れ程、
寸分違わずに。

景色を、
映し獲ったとしても。


自身に取り込まれた、
其の画は。

飽く迄、
主観的な模造品だ。



其れ故に。



例え、
寄り添いながら、
眼前の風景を観たとしても。

互いに刻まれるのは、
二つの、
別の画に違いない。








ならば。


何故に、
遥か離れた場所で脳裏に浮かべた、
其の、
二つの画が。

此れ程迄に、
符合するのだろうか。




其の、
赤い橋で遊ぶ姿も。


池の水面を眺めながら。

自身と景色が同化する様な、
其の感覚も。















葛石の連なる、
参詣の道と。

裏手の、
商店街と。


唯、
道順を添えて贈った、
地図の御礼に。



 「ありがとう。」
 「本当にここに来たかったの。」


坂の街から、
杜の街へ。

感謝の文が届く。




脳裏に浮かぶ風景と、
共に。


















同じだ。







嘗て、
坂の街の人が。

此の地の、
鎮魂の社へ向かう坂道を、
歩いた時と。


凛とした、
木立の空気が。

何故か、
脳裏に浮かんだ時と。





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References
 Nov.21 2006, 「如何なる想いを育てる念ですか」






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11月28日(火)
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