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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■埋もれて了う日でしょうか
日々の喧噪に、
埋もれて終うだろうと、
考えて居たのか。
其れとも。
何の区切りも無く、
唯、
漫然と始まった事に。
強い意識が、
在るのだろうか。
確かに。
精神的な区切りなど、
其処には無くて。
紙切れ一枚と、
呼称の変更より。
内に宿した命の不安定さに、
翻弄された日々の方が。
より鮮明に、
想い返されるけれど。
「日付変わったよ。」
「大事な日でしょ?」
俺の言葉に。
さも意外だと、
言わんばかりの表情で。
そして、
褒めて敬えと、
言わんばかりの表情で。
「覚えてたの?」
「良く一年も我慢したと想わない?」
姫は応えた。
渇望した日なのだ。
姫の、
認識以上に。
強く、
強く、
待ち望んだ日だったのだ。
何度も、
何度も、
切り刻まれながら。
ようやっと。
此の手に、
転がり込んだ日だったのだ。
忘れる筈は無い。
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References
Dec.07 2005, 「保険の欲しい婚姻でしょうか」
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12月07日(木)
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