ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■蟻の一穴を望むのでしょうか
例え、
僅かでも。

互いの想いが、
徐々に、
共鳴し逢う時は。


例え、
一穴でも。

互いを隔てる壁を、
一瞬にして、
取り払って了うから。




其の、
一穴をも、
築かぬ様に。

慎重に、
慎重に、
想いを制御する。







けれども。





想いを、
閉じ込める行為は。

結果として、
隠る其の想いの濃度を、
増強し。



一穴を穿つ想いの、
硬度を。

巧みに、
増して了うのかも知れない。













高く、
厚く。

其の壁を、
創り上げて居る心算で。



ふと、
零れ落ちる言の葉は。

壁を溶かし行く向きに、
在る。















 「日帰りだけれど。」
 「26日は神奈川にいるよ。」


 「ん?」
 「もしかして俺を誘ってるの?」










坂の街から届く、
言の葉が。

事後で無く、
事前の知らせに変化した。





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References
 Oct.19 2006, 「唯一の堤足り得ましたか」
 Jan.04 2006, 「警戒して居る筈では無いのですか」






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11月07日(火)
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