ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■殻が再び開く事は在るのでしょうか
緩と、
急と、
相反する粗密波を、
遣い分けて。


自身の想いを。

巧みに、
相手の内側へ、
贈り込むのだけれど。



飽く迄。

其処には、
相手の外壁に扉が在ると言う、
条件が付随する。









現実は。




緩も、
急も。

唯、
自身を攻撃する、
苛苛しい感情の暴発と、
受け取られ。


決して噛み逢う事の無い、
互いの拍子に。

歯噛みを、
繰り返すだけだ。














沈黙も、
応酬も。

姫にとっては、
俺からの非難にしか映らない。


想いを届ける術は、
もう、
手詰まりなのだ。















 「嫌いなら良いのに。」



飛び交う刃に、
根負けするかの様に。

姫は、
言葉を絞り出した。










そうだね。

嫌いに成れば、
お互い、
簡単だね。






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11月11日(土)
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