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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■唯一の堤足り得ましたか
其の嵩に、
個々の差は在れど。
一つの個体で支えられる、
重みには、
限界が在るから。
自身の秘を。
時に、
他者へと預けるのだけれど。
信頼。
距離。
想い。
自身の秘を、
委ねる事が可能な条件には。
数多在る要素の、
果たして、
何が重視されるのだろうか。
恐らくは。
家族にも、
友人にも、
漏らさぬ秘が。
唯一、
此の手に在ったのかも知れない。
其の秘が。
其の、
身体の異変が。
悪しき物では無いとの、
検査結果に。
「秘かに泣いてたんだ。」
「独りで。」
「お風呂で。」
抑え切れずに放たれた、
日々の、
其の残骸。
「良かった。」
「本当は泣きそうだったんだ。」
ひた隠しにして居た筈の、
秘の重さを。
俺は、
零して終った。
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References
Jan.04 2006, 「警戒して居る筈では無いのですか」
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10月19日(木)
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