ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■皮肉の心算でしょうか
互いが、
互いを、
支える気概は。
決して、
失われてなど無いから。
必要なのは。
支える、
事実の積み重ねでは無く、
唯の一言なのだ。
けれども。
日常の、
穏やかに流れる、
想いが。
其の受容体を。
徐々に、
徐々に、
蝕む故か。
其れとも。
日常の、
蓄積され行く、
歪みが。
其の受容体に。
高く、
高く、
壁を築く故か。
電話口で。
隣で。
文字で。
音声で。
贈答品で。
欠かす事無く、
贈り続けて在る筈の言葉が。
響かずに。
澱み留まる事が、
増えて行く。
繰り返し、
繰り返し。
記念日へと切り替わる、
其の瞬間を。
今年も、
罵り合いで出迎え。
翌日の、
丁度、
今頃の画を。
嘲笑うかの様に。
「何をしても。」
「いつも何の感謝も無いじゃない!」
姫は、
叫びの刃を突き立てた。
僅か、
一日経れば。
「誕生日おめでとう。」
「今年も手を繋いで過ごせることに。」
「感謝しています。」
姫への、
花と、
祝いの詞が届く筈なのに。
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References
Sep.08 2005, 「祝えぬ誕生日でしょうか」
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09月08日(金)
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