ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■二人の初めてはもう不要ですか
新規に、
獲得する経験は。


自身の容量を、
増し。

次なる糧へ、
変化を、
遂げるのだけれど。




一歩、
一歩。

自身が、
歩んで居るならば。


自身の触れる、
其の世界は。

全てが、
初見なのだ。








其れ故に。





別段、
特異では無い筈の世界も。


時に、
想いも拠らぬ領域から、
発生し。

予期せぬ世界に、
戸惑うのかも知れない。















七色の炎が途絶え、
元の暗闇が戻るや否や。


 「初めて花火したんだよ?」
 「小坊主との初めてって。」
 「まだたくさんあるんだよ?」


非難の想いを、
其処に忍ばせながら。

姫は、
そう言うけれど。






寧ろ。

其れを忘れて居たのは、
姫の方なのだ。
















 「花火買って帰らない?」


何気無いに、
忍ばせた想いへ。


 「娘に見せるのね♪」


姫は、
反応すらしなかった。






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08月16日(水)
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