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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■触れずに辿り着けるのですか
音。
画。
一瞬で、
大きな距離を埋める事が可能な、
技術は。
時に。
互いの想い逢いに利用される術と、
成り得るけれど。
其処には。
触覚が、
必須で在った筈なのだ。
至近距離下で、
必ず触れ逢うで在ろう、
其の手を。
想いで包んだ自身の、
其の手に、
置き換える事で。
初めて。
技術を、
想い逢いの場に、
持ち込めた筈なのだ。
けれども。
個別に受容され、
決して交わる事の無い筈の、
感覚を。
想いは、
脳裏に、
創り出して了うのかも知れない。
欠けて居る筈の、
感覚を。
他の感覚から誘発する事で。
想いは。
単独の源から、
複数の源に由来する情報を、
創り上げて了うのかも知れない。
「どうしよう。」
「触ってないのに。」
「声だけでイッちゃった・・・。」
受話器の向こうで。
丘の上の人の、
恍惚の声は。
惑いの声へと遷移した。
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References
Jun.22 2006, 「満を持した崩壊でしょうか」
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06月23日(金)
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