ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■祈念の紅は消えたのでしょうか
互いを結う、
其の絆へ、
より強固な耐力を、
加える為に。


互いの間に。

幾つかの決め事を、
時に、
設けるけれど。






其の決め事が、
崩れ落ちる時は。





決め事を、
不要とする迄に。

絆が、
育った時なのだろうか。



其れとも。

絆が裂け始める、
其の時なのだろうか。












節目節目を彩る、
其の紅は。

互いの決まり事で、
在り続けると。


そう、
勘違いして居たのかも知れない。

















 「記念日の葡萄酒買って来たの?」

 「え?」
 「あ、忘れてた!」

 「本気かよ・・・」

 「土曜だから呑もうと。」
 「そう思って買ってきたんだけれど・・・」

 「良いよ。」
 「呑んじゃおうよ。」








呑みたい時に呑めば、
其れで良いのだと。

理解在る振りをして、
口に出した言葉は。




本当は、
自棄に成った言葉だと。

姫には、
通じないのだろうな。

















記念日には必ず在った筈の、
紅い葡萄酒が。

食卓から、
初めて消えた。





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References
 Jun.19 2005, 「時のみが知る応えでしょうか」
 Sep.07 2004, 「今年も繰り返したのでしょうか」






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06月20日(火)
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