ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■扉の外で転びませんか
春を待ち侘びる、
花の、
蕾の様に。


一つの、
区切りの瞬間を、
迎える迄。

じっと、
堪え忍んで来たから。



まるで、
弾け飛ぶ様な、
勢いを。

其処に、
宿して居たのだろうか。







ずっと、
籠の中に押し込められた、
小鳥でさえ。



眼前で、
開かれた扉へ注がれる、
外気を。

慎重に、
確かめながら。


そっと、
一歩を踏み出すのに。
















未だ。

完全には、
元に戻らぬ身に。



無理矢理。

短めで、
引き締まった服を、
重ねて。




 「早く行こうよ!」

 「ちょっときついかなぁ・・・。」

 「準備まだ?」

 「お腹きつい・・・。」


燥ぎ、
大騒ぎをする、
姫へ。




娘は。

呆れた様に首を傾げ、
寝た振りをする。












飽く迄。

今日は、
一ヶ月検診で。


主人公は、
姫では無いのに。






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03月03日(金)
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