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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■お怒りでしょうか
徐々に、
徐々に。
実の在る形へ、
其の姿を、
変え行くのだけれど。
変化の過程は。
道程も、
速度も、
其れぞれだから。
熟した姿と。
未だに、
熟さぬ姿が。
変わり行く一瞬に、
混在するのだ。
もしかしたら。
既に、
機能を有する領域は。
役を果たさぬ領域の、
其の振る舞いを、
もどかしく、
想って居るのかも知れない。
俺の血脈を、
反映するかの様に。
親の、
膝の上でしか。
上手に力む事が出来ぬ、
其の姿を。
大笑いしながら。
「笑ったら可哀想でしょ!」
「ほらぁ、怒ってへそ曲げたぁ・・・」
自分を、
棚に上げて。
姫は、
言うけれど。
「俺は笑ってねぇよ!」
「笑ってるのは姫の方だろ・・・」
否定をしながら。
閉じ開きする穴で奏でられる、
娘の演奏は。
楽しげで、
自然と笑みが零れて終う。
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02月24日(金)
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