ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■身嗜みの理由は何処に在りますか
斥候と成り、
使者と成り。

先駆けしては、
殿軍を務め。


時には、
攻めに転じ。

或いは、
守りに回り。


強兵を率いては、
柔らかに、
往なす。





其の先に棲む、
五感へは。

時に、
多くの役目を委ねるから。








僅かな、
感覚の差異に。

常に、
目を光らせ。


怠る事無く、
手入れをするのだけれど。













久しく、
想いを込めぬ故に。


其の先が、
錆を浮かす迄。

気付けずに、
過ごして終ったのだろうか。














 「最近。」
 「使って無いのか・・・」


独り言を零し。


応じた、
怪訝な表情の姫に。

慌てて、
口を噤む。











爪、
切らなきゃ。
01月07日(土)
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