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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■何を欲して眠るのでしょうか
覚醒下の、
高度な調節機構は。
恐らくは、
失われて居るから。
一つ、
一つ、
反射が暴走する様に。
各々の振る舞いが、
無闇矢鱈に、
生じたとしても。
決して、
不思議は無いけれど。
何の脈絡も無く、
延々と、
繰り返される。
相反した、
動物的振る舞いは。
滑稽としか映らない。
「寒いっ!」
「冷たいっ!」
「寒いっ!」
「冷たいっ!」
「寒いっ!」
「冷たいっ!」
少し遅れて、
寝床に入った俺に。
寝ぼけた姫は、
延々と、
繰り返し続けた。
寝床の寒さに、
耐えかね。
俺の温もりを欲し。
俺の身体の冷たさに、
耐えかね。
俺を必死に突き放す。
抱き付きながら、
突き放す、
其の矛盾する行為を。
同時に遂行しようとする、
姫の、
必死な姿が。
余りに可笑しくて。
とても、
眠りに就けそうに無い。
01月06日(金)
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