ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■警戒して居る筈では無いのですか
想いに、
馬鹿な物など無く。
想いに、
恥じる所など無い。
一つ、
一つ、
鏤められた想いは。
内実の伴わぬ、
紛い物では無くて。
全てが、
真摯たる意志で、
構成されて居るのに。
飽く迄。
其れ等は、
単体の想いに過ぎないから。
噛み逢う事の無い、
想いの。
個々の、
想いの深さが。
余計に。
自身を、
苦しめるのだろうか。
何故か。
「泣いちゃった。」
僅かな言葉の欠片を、
俺の前に零して。
応えを、
待って居るのだ。
自身の想い人を。
決して、
振り向く事の無かった、
自身の想い人を。
俺に、
重ね逢わせて。
「似てるんだ、小坊主。」
「怖いよ。」
「でも絶対に藪をつつかないぞっと。」
警戒心を、
露わにして居る筈なのに。
01月04日(水)
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