ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
[165260hit]

■満ちれば余計に沈むでしょうか
鋭利で在れば在る程。

対象や、
意図は、
鮮明に切り取られるけれど。


其の鋭さは。

時に、
身を切り刻む。



一方で。



緩やかで在れば在る程。

緩衝剤に包まる肌触りは、
心地好いけれど。


ともすれば。

応答の鈍さや、
優柔不断さを、
伴うのだ。










其れ故に。



個対個の、
組み合わせに応じて。

適切な時定数が、
必ず、
存在する筈なのに。



何故に。


好まぬ時定数を、
採用するのだろう。







僅か一分で、
聖夜を祝うなら。

画面に映し出される、
御題への解答に。


 「私はストレートな方が良いなぁ。」


姫は、
確かにそう応えた。




















 「俺は何方かと言えば回り諄いよね。」
 「何で好きなの?」

 「温かいから。」


自信に満ちた、
姫の返答は。




其の分だけ。

俺の自信を、
余計に奪って行く。
12月25日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る